吸放湿作用のある畳は、自然素材が減少し、換気量が減った住まいの中で、
孤軍奮闘して、必死で湿気をコントロールしようとしています。
しかしそれにも限度があります。定期的に畳の水分を、測定することにより、
湿害の危険度を、モニター することができます。畳の含水率が多い場合には、
住宅の基礎となる床下の湿害や、住まい方に問題があると考えられます。
畳は、大気汚染の元凶であり、人間に悪影響を与える二酸化窒素を吸着し、
空気を浄化する能力を持っています。更に畳独特の香りは、人間をリラックスさせ、
ストレスを解消し、精神を安定させる、森林効果・鎮静作用 があります。
厚生省長寿科学研究が発表!
高齢化社会にあって、寝たきりのきっかけになると恐れられる、
骨粗しょう症の骨折予防対策として 「和風の生活が理想」
たたみに座った状態から立ち上がる動きや、朝晩の布団の上げ下ろしといった、
日常の動作が自然に足腰を鍛えます。
○畳の敷かれている部屋は、夏涼しく、冬暖かいという特徴があり、
畳1枚で約500mlの自然吸湿能力があります。
湿度が高くなると吸湿し、乾燥すると放湿し、快適な環境を保ちます。
さわやかな肌触りで、寝転んでくつろげます。
○畳床の力強い弾力性が、歩くときに足の裏を刺激して脳を活性化させます。
又、大切な就寝は体圧を分散し、背骨の曲がりを防止します。
○畳床に含まれるたくさんの空気は、優れた断熱性・保温性を発揮します。
また、この空気は、余計な音を吸い込む吸音効果にも作用します。
目で感じる「落ち着いた雰囲気」に加え、この吸音効果がプラスされ、
心が静まるイメージを与えます。
○い草は古来より薬草として用いられてきましたが、
最近の研究では様々な効能が証明されています。
@い草は、大腸菌O-157やサルモネラ菌などの食中毒細菌や
腐敗細菌に対して強い抗菌作用を持っています。
Aい草の活性酸素消去作用能力は1g4200単位、
これは赤ワインのおよそ30倍、ケールの5倍です。
B乾燥したい草は100gあたり63gもの食物繊維を含んでおり
これはレタスの40倍といわれています。
い草を粉末に加工した、「いぐさ青汁」として健康に寄与しています。